つみたてNISAや投資信託に興味をもったあなた。
日本には投資信託が約6,000本あり、どの投資信託を選べばよいか悩みますよね。
本記事では、つみたてNISAと投資信託の選び方やおすすめの銘柄を解説します。
ただし、本記事は2019年6月25日まで可能であった毎日100円積立で15本もしくは30本を選びお得にポイントを獲得する方法で銘柄を選定していますので、今では「仮に15本もしくは30本選ぶならこれ」という理解をしてください。
本記事は、以下の内容になっています。
つみたてNISAについては、こちらの記事<少額投資非課税制度(NISA)とは|NISAとつみたてNISAの違い|iDeCo(イデコ)と併用がおすすめ>をご参照ください。
Contents
投資信託の銘柄を選ぶ基準は?投資初心者は、つみたてNISAで選べる投資信託がおすすめ!
つみたてNISAや特定口座で長期投資が前提であれば、基本的には、以下の基準で選ぶとよいと思います。
・購入手数料が無料の投資信託(ノーロード)
・信託報酬の安い投資信託(0.5%前後以下が理想)
・信託財産留保額が無料の投資信託
・一定額の純資産(少なくとも30億円以上、できれば100億円以上)があり、その後も順調に増えている投資信託
特に投資初心者の方は、特定口座で投資信託を運用する場合であっても、つみたてNISAで選べる投資信託から選ぶことがおススメです。
つみたてNISAは、金融庁が設けた一定の基準(ノーロード、信託報酬が安い、運用期間が無期限もしくは20年以上など)をクリアした長期運用に適した投資信託を厳選しているためです。
2019年5月現在、150本程がラインナップされています。
おススメの1銘柄|投資信託を1銘柄に絞って選ぶならこれ!
投資信託は、価格が上がったり下がったりを繰り返し、不確定なように見えますが、世界経済全体を長期的にみれば右肩上がりであるのがわかります。
つまり、過去の実績から考えると、世界経済全体を中心とした投資信託に長期的に投資すれば、利益を出せるチャンスがかなり高いと判断できます。
世界全体に投資する投資信託1本で運用するなら「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」をおすすめします。
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」に投資するため、これ1本で全世界に投資できます。信託報酬も安く、長期投資に向いている投資信託です。
また、株式だけでなく債券などにもリスクを分散させたいと思っている方は、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」がおすすめです。
国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートに12.5%ずつ投資し、リスクを分散します。
逆に、高いリターンを求める方は、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が良いと思います。
米国株式のみを投資対象としているリスクはありますが、米国は今後も人口が増え続くと予想されている数少ない先進国で、近年でいえば、高いパフォーマンスを上げています。
ファンド名 | 信託報酬 | 純資産 | 純資産前年比 | 分類 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.2196% | 209.17 億円 | +155.27 % | 先進国・新興国株式 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.1512% | 254.51 億円 | +113.41 % | バランス |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.1696% | 411.40 億円 | +252.08% | 米国株式 |
今は使えない方法|楽天証券のつみたてNISAで投資信託を毎日100円積立×15本運用し、お得にポイントを獲得する方法があった
この内容は、過去の方法です。楽天銀行の取引件数が月30件以上あるとスーパーVIPとなり、取引1件につき、楽天ポイントが3ポイント(上限15件/日)を獲得できました。つみたてNISAで投資信託を15本×3本=45ポイント/日獲得できました。月換算では、証券会社の営業日(平日)が月20日あるとすると、45ポイント×20日=900ポイント/月獲得できる計算でした。また、つみたてNISAの毎日100円積立×15本を購入した後の残りの金額を楽天カードで決済し、1%ポイントを獲得することで、さらにお得にポイントを獲得できました。毎日積立を15本設定しても、15本×100円×20日=30,000円/月となり、3,333円/月余ります。残りの金額を楽天カードで決済することで、1月に33,333円×1%=333ポイントを追加で獲得することが可能でした。なお、投資信託の買付は運用会社の営業日(平日)のみしか行われませんので、土曜日に注文した投資信託の買付ができていない日曜日と月曜日はつみたてNISAの注文は行われません。このため、日曜日と月曜日に特定口座から別々の投資信託を15本ずつ、合計30本を注文することにより45ポイント×8日=360ポイント/月を追加で獲得できました。合計すると、つみたてNISAの毎日積立分で獲得できる900ポイント+特定口座で獲得できる360ポイント=1,260ポイントを月に獲得することが可能でした。しかし、この方法は2019年6月26日以降は使えなくなりました。
改定については、こちらの記事<【楽天ハッピープログラム】の改定(やるべきこと)|再検討したオススメの【投資信託】>をご参照ください。
おススメの15銘柄|仮に15本を選ぶならこれ!
つみたてNISAの投資信託から、先ほどの基準(以下に再記載)で選ぶとよいと思います。
・購入手数料が無料の投資信託(ノーロード)
・信託報酬の安い投資信託(0.5%前後以下が理想)
・信託財産留保額が無料の投資信託
・一定額の純資産(少なくとも30億円以上、できれば100億円以上)があり、その後も順調に増えている投資信託
以下、私が当時選んでいた投資信託です。
世界経済全体を投資対象にしたものはつみたてNISAには数本しかないため、外国株式を含めて選びました。
全世界株4本、米国株式3本、先進国株式5本、新興国株式1本、国内株式1本(アクティブファンド)、バランス1本です。
比較的に信託報酬も低く、どれもおすすめできる投資信託ですので、投資信託を選ぶ際の参考になれば幸いです。
ファンド名 | 信託報酬 | 純資産 | 純資産前年比 | 分類 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.2196% | 209.17 億円 | +155.27 % | 先進国・新興国株式 |
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド | 0.27% | 138.13 億円 | +81.44 % | 先進国・新興国株式 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.15336% | 55.42 億円 | +628.25 % | 先進国・新興国株式 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.15336% | 35.70 億円 | — % | 先進国・新興国株式 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.1696% | 411.40 億円 | +252.08 % | 米国株式 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.1728% | 182.21 億円 | — % | 米国株式 |
iFree S&P500インデックス | 0.243% | 70.15 億円 | +50.57 % | 米国株式 |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.11772% | 1178.65 億円 | +33.1 % | 先進国株式 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.11772% | 432.54 億円 | +245.64 % | 先進国株式 |
たわらノーロード 先進国株式 | 0.216% | 334.27 億円 | +46.43 % | 先進国株式 |
つみたて先進国株式 | 0.216% | 40.12 億円 | +550.24 % | 先進国株式 |
たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> | 0.216% | 42.22 億円 | +75.92 % | 先進国株式 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.20412% | 154.53 億円 | +147.33 % | 新興国株式 |
ひふみプラス | 1.0584% | 5827.75 億円 | -3.88 % | 国内株式(アクティブファンド) |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.1512% | 254.51 億円 | +113.41 % | バランス |
おススメの30銘柄|仮に30銘柄選ぶならこれ!
上記の15本に加え、私が選んでいた投資信託は、以下の通りです。
全世界株2本、米国株式3本、先進国株式7本、新興国株式3本です。
先の15本に比べれば信託報酬が少し高かったり(それでも十分低いですが)、純資産が30億円未満であったりするため、長期投資の観点からは若干の不安はありますが、特定口座での運用のため、問題ないかと思っています。
ファンド名 | 信託報酬 | 純資産 | 純資産前年比 | 分類 |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.15% | 24.98 億円 | +202.42 % | 先進国・新興国株式 |
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) | 0.15336% | 9.93 億円 | +368.4 % | 先進国・新興国株式 |
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド | 0.1896% | 16.39 億円 | +66.57 % | 米国株式 |
iFree NYダウ・インデックス | 0.243% | 103.75 億円 | +65.21 % | 米国株式 |
たわらノーロード NYダウ | 0.243% | 14.26 億円 | +44.92 % | 米国株式 |
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) | 0.2052% | 1.07 億円 | +101.89 % | 先進国株式 |
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり) | 0.2052% | 5.82 億円 | +111.64 % | 先進国株式 |
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) | 0.2052% | 21.83 億円 | +75.34 % | 先進国株式 |
Smart-i 先進国株式インデックス | 0.216% | 9.69 億円 | +1175 % | 先進国株式 |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド | 0.1155% | 11.11 億円 | +376.82 % | 先進国株式 |
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり) | 0.216% | 1.15 億円 | +422.73 % | 先進国株式 |
EXE‐i 先進国株式ファンド | 0.3184% | 84.54 億円 | +14.55 % | 先進国株式 |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド | 0.1948% | 15.81 億円 | +236.38 % | 新興国株式 |
ニッセイ新興国株式インデックスファンド | 0.20412% | 9.39 億円 | +147.11 % | 新興国株式 |
楽天・新興国株式インデックス・ファンド | 0.2496% | 10.53 億円 | +68.48 % | 新興国株式 |
どれを選んでよいかわからない人|確かな指標である「信託報酬の低い投資信託」を選ぶこと。
投資信託の選び方は、それぞれの考え方や耐えられるリスク、自身のポートフォリオにより変わりますので、正解はありません。
また、その投資信託を選んだ結果の良し悪しも、売却するタイミングなどその時々で変化します。
プロでも投資信託の結果は見通せないため、私は、現時点では、確かな指標である信託報酬の低い投資信託を選ぶことや、楽天証券でポイント還元をフル活用する運用が最良であると考えます。
最終的には、自身の責任で選ぶこととなりますが、一つの参考になれば幸いです。
分散投資の考え方は、こちらの記事<【分散投資】を考える(やるべきこと)|オススメは【インデックス】と【アクティブ】を組み合わせる方法>をご参照ください。