本記事では、2020年5月の運用実績を公開します。
今回の大暴落を受けて、つみたてNISAやiDeCo、投資信託の特定口座について、運用方針を転換しました。
2019年1月より、積み立てしている銘柄は、
・つみたてNISAは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に33,333円/月積み立てしていました。しかし、株価暴落後の2020年3月に「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に131,667円を追加で積み立てましたので、年間40万円の枠が減り、2020年5月より21,041円/月に変更になります。その他の銘柄は、以前に積み立てをしていた銘柄で、現在は決裁せず運用だけ継続しています。
・特定口座は、「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)」に8,032円/月と「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」に8,033円/月、残り11銘柄に100円/月していましたが、残り11銘柄と比べるために減額し、2020年3月より13銘柄すべて100円/月の積み立てに変更しました。
・iDeCoは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に23,000円/月していましたが、株価暴落時に「みずほDC定期預金(1年)」に変更しました。2020年4月に「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」にスイッチングを行い、当面、積み立て銘柄もこちらに変更して運用する方針に変更しました。
それ以前の選んだ銘柄についての解説は、以下の記事をご参照ください。
投資している銘柄を2020年1月より変更しました。詳しくはこちらの記事「【40歳からの資産形成】サラリーマン家庭の投資割合|おすすめのファンドはこれだ!」をご参照ください。
新型コロナウイルスの影響で、2020年3月は大暴落となりましたが、4月は株価を半値戻しとなりました。5月はレンジ相場で推移していくかと思いましたが、上昇トレンドで終わった相場でした。そのため、つみたてNISA口座もプラス域に達しました。引き続き、今後の動向も気になるところです。
まずは、つみたてNISA口座から見てみましょう。
Contents
2020年5月|つみたてNISAの投資ファンドとリターン(前月比較も)
ファンド | 時価評価額 | 2020年 5月 リターン |
2020年 4月 リターン |
ひふみプラス | 92,412 円 | +9.79 % | -1.76 % |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 111,276 円 | +3.42 % | -2.76 % |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド | 34,778 円 | +0.05 % | -6.34 % |
ニッセイ 外国株式インデックスファンド | 17,115円 | +2.93 % | -2.94 % |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 17,011 円 | +2.93 % | -2.89 % |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 86,251 円 | +3.70 % | -1.61 % |
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド | 16,763 円 | +1.42 % | -4.06 % |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 294,136 円 | +6.16 % | +0.47 % |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 14,806 円 | -8.75 % | -11.97 % |
その他(11銘柄) | 20,734 円 | - | - |
合計 | 706,525 円 | +4.86 % | -1.71 % |
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を4月の暴落時に積み増ししたので、引き続き大きくプラス域に達しています。暴落時に積み増しすることが、この時点では効果的であったと思います。今後、2番底や3番底を探る展開になれば、変わってくるかもしれませんが。
好調なアクティブファンド「ひふみプラス」
また、好調なのはアクティブファンドの「ひふみプラス」です。今回の暴落相場で、他のインデックスファンドと同じように値を下げましたが、回復が著しく好調です。インデックスに連動ではなく、独自の厳選投資が効果的であったということでしょうか。暴落相場が今後も続くことも考えられるため、今後の投資を再開してもよいかもしれません。
2020年5月|特定口座の投資ファンドとリターン(前月比較も)
ファンド | 時価評価額 | 2020年 5月 リターン |
2020年 4月 リターン |
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360) | 564 円 | +9.27 % | +5.29 % |
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | 523 円 | +0.31 % | -8.18 % |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 625 円 | +4.15 % | -5.63 % |
eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 596円 | -0.62 % | -0.37 % |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 615 円 | +2.44 % | -4.58 % |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 610 円 | +1.73 % | +0.57 % |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 598 円 | -0.32 % | -6.68 % |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 591 円 | -1.46 % | -7.35 % |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 620 円 | +3.32 % | -2.25 % |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 609 円 | +1.49 % | -5.46 % |
eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 569 円 | -5.18 % | -14.41 % |
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 569 円 | -5.18 % | -12.88 % |
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり) | 535 円 | +7.09 % | +7.04 % |
iFreeNEXT FANG+インデックス | 495 円 | -0.99 % | -9.06 % |
SMT MIRAIndex エコ | 439 円 | -12.20 % | -18.77 % |
UBS原油先物ファンド | 126,655 円 | +25.40 % | - |
合計 | 135,213 円 | +23.45 % | -4.13 % |
こちらの特定口座は、運用成績を比較するために使用しています。
2020年5月の結果は、
1位 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360) +9.27%
2位 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり) +7.09%
3位 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) +4.15%
4位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) +3.32%
5位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス +2.44%
楽天USAが上昇し、1位となりました。ゴールドは2位です。先月に引き続き、「楽USA360」がかなり上昇し、大きくプラス域になりました。アメリカ経済の回復期待から、米国株式が上昇しており、さらに「国内株式(TOPIX)」も台頭してきております。
一方、米国の株価に比べ、新興国の株価や国内・先進国リート関係の回復が遅いため、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」や「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」が、少し出遅れ感があります。
投資信託で石油(原油)に投資開始|短期・中期的な投資対象
4月に石油(原油)の大暴落が起こりました。地域のガソリンの値段もずいぶん安くなったと感じられるほどでした。石油の底値を拾えるかと思い、試しに特定口座で「UBS原油先物ファンド」を10万円ほど購入しました。5月までは、比較的大きなプラスで推移しています。こちらのファンドは、長期保有ではなく、短期・中期的な投資対象と位置づけです。大きくプラスになったら売却も考えたほうがよいと思っています。
2020年5月|iDeCoの投資ファンドとリターン(前月比較も)
ファンド | 時価評価額 | 2020年 5月 リターン |
2020年 4月 リターン |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 467 円 | +20.9 % | +15.5 % |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 449 円 | -1.6 % | -5.8 % |
ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) | 387,691 円 | -0.3 % | +2.2 % |
合計 | 388,607 円 | +7.18 % | +7.55 % |
「iDeCo」は、今回の2020年2月に「みずほDC定期預金(1年)」にスイッチングを行い、4月に「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」スイッチングしました。理由は、今後も株価の大きな下落があった場合の資産防衛が、今は必要かと判断し、安全資産を一定程度確保しておくことにしました。
しかし、株式相場が上昇相場で好調なため、ゴールドが思ったより伸びなかった月となりました。そのため、上昇相場で好調な「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に投資対象を戻し、株式が再度暴落しそうな動きがあれば、ゴールドにスイッチングをする方が効果的かと考えています。
こうした運用方針の変更も可能なので、iDeCoのスイッチングは便利ですね。