本記事では、2020年3月の運用実績を公開します。
2019年1月より、積み立てしている銘柄は、
・つみたてNISAは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に33,333円/月のみです。その他の銘柄は、以前に積み立てをしていた銘柄で、現在は決裁せず運用だけ継続しています。
・特定口座は、「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)」に8,032円/月と「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」に8,033円/月、残り11銘柄に100円/月しています。
・iDeCoは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に23,000円/月しています。
それ以前の選んだ銘柄についての解説は、以下の記事をご参照ください。
投資している銘柄を2020年1月より変更しました。詳しくはこちらの記事「【40歳からの資産形成】サラリーマン家庭の投資割合|おすすめのファンドはこれだ!」をご参照ください。
新型コロナウイルスの影響で、2020年3月は大暴落となりました。その中で、暴落相場にも強いと言われているレバレッジバランスファンド「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)」と「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」の結果はどうでしょうか。
また、今回の大暴落を受けて、つみたてNISAやiDeCo、投資信託の特定口座についても、思い切って運用方法を転換しましたのでご覧ください。
Contents
新型コロナで株価大暴落|暴落時の「つみたてNISA」の対応方法=追加で購入(積み増し)すること
株価大暴落時に「つみたてNISA」はどのように運用したらよいか。
基本的には、ドルコスト平均法を活かし、今まで通りたんたんと積立していくことが王道です。もう一つの方法は、暴落時には積み増しをすることです。私は、今回、つみたてNISAの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に積み増しをすることを選び、今回2020年3月に、98,334円を積み増しました。
つみたてNISAは、毎月33,333円/月、定期に積み立てしていますので、2020年3月は定期分33,333円+増資分98,334円=合計131,667円を積み立てたことになります。その結果、毎月積み立てできる額が、2020年5月からは21,041円/月に変更となります。暴落時に少しでも追加で購入する方法は、別記事にします。
2020年3月|つみたてNISAの投資ファンドとリターン(前月比較も)
ファンド | 時価評価額 | 2020年 3月 リターン |
2020年 2月 リターン |
ひふみプラス | 74,237 円 | -11.79 % | -4.58 % |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 90,780 円 | -15.62 % | +2.58 % |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド | 29,008 円 | -16.54 % | +1.98 % |
ニッセイ 外国株式インデックスファンド | 14,242 円 | -14.34 % | +4.82 % |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 14,163 円 | -14.30 % | +4.84 % |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 71,498 円 | -14.03 % | +2.39 % |
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド | 14,075 円 | -14.83 % | +4.19 % |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 210,017 円 | -10.61 % | -6.11 % |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 13,052 円 | -19.56 % | 0.01 % |
その他(11銘柄) | 18,361 円 | - | +5.47 % |
合計 | 549,433 円 | -14.90 % | +0.16 % |
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」だけ131,667円を積み立てていますので、他に比べ暴落率が低くなっています。しかし、先月と比べてかなり時価評価額が減ってしまいました。ほぼすべての銘柄で暴落しています。
また、今までの積立してきた銘柄ですが、売却してしまうとせっかくの非課税枠を消費してしまうので、売却はせずにそのまま運用だけ継続します。
2020年3月|特定口座の投資ファンドとリターン(前月比較も)
ファンド | 時価評価額 | 2020年 3月 リターン |
2020年 2月 リターン |
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360) | 29,349 円 | -7.23 % | -1.27 % |
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | 26,456 円 | ‐17.66 % | -3.11 % |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 345 円 | -13.82 % | -10.2 % |
eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 398 円 | -0.50 % | +0.84 % |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 337 円 | -15.79 % | -6.51 % |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 401 円 | +0.26 % | +2.03 % |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 347 円 | -13.16 % | -4.06 % |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 339 円 | -15.33 % | -4.43 % |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 341 円 | -14.81 % | -7.4 % |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 336 円 | -15.90 % | -6.64 % |
eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 300 円 | -24.94 % | -6.79 % |
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 302 円 | -24.44 % | -4.08 % |
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり) | 408 円 | +1.94 % | +4.44 % |
iFreeNEXT FANG+インデックス | 368 円 | -26.34 % | - |
SMT MIRAIndex エコ | 353 円 | -29.49 % | - |
合計 | 60,380 円 | -12.69 % | -2.30 % |
暴落相場の結果は、
1位 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり) +1.94%
2位 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス +0.26%
3位 eMAXIS Slim 国内債券インデックス ▲0.5%
4位 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360) ▲7.23%
5位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) ▲13.16%
引き続きゴールドの圧勝となっていますが、今回ゴールドも売られる展開もあり、2月に比べても値を下げています。
2~4位の順位は先月と変わりありませんが、5位が「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」から「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」に切り替わりました。
新型コロナで株価大暴落|レバレッジバランスファンドの結果はどうか?
「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)」は、▲7.23%と他の株式インデックスファンドを比べて、かなり健闘しています。債券の相場にレバレッジがかかっているのが大きいと思います。債券相場は安定しています。
しかし、「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」は▲17.66%で、他の株式インデックスファンドより値を下げました。ゴールドの売られる展開や先進国や国内REITが▲24%以上の下落となったことで、他の株式インデックスファンドより下落する結果となったと思われます。レバレッジバランスファンドが他の株式インデックスより値を下げないとはいえないですね。
2020年3月|iDeCoの投資ファンドとリターン(前月比較も)
ファンド | 時価評価額 | 2020年 3月 リターン |
2020年 2月 リターン |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 95,468 円 | -3.5 % | +2.8 % |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 369 円 | -19.10 % | +6.3 % |
みずほDC定期預金(1年) | 224,166 円 | - | スイッチング |
合計 | 320,003 円 | +1.37 % | +1.0 % |
「iDeCo」は、今回の2020年2月の暴落中に、資産を守るため「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の少額を残して、それらのほとんどを「みずほDC定期預金(1年)」にスイッチングを行いました。
その結果、「特定口座」や「つみたてNISA」の株式インデックスファンドが軒並み含み損を抱える結果となりましたが、「iDeCo」だけは含み益プラスで3月を終えることができています。
新型コロナで株価大暴落|暴落時の「iDeCo」の対応方法=定期預金にスイッチングすること
これらの結果から、iDeCoのスイッチングは、暴落を察知した段階で実施しても、ある程度効果的であることがわかります。
暴落相場での心得:「iDeCoは定期預金にスイッチング」
暴落の流れを察知するのは難しいですが、早めの判断が資産を守ることにつながります。